かきかたプリントメーカー

日本語|English

小学校入学準備のための字の練習

4月からドキドキの小学一年生!

日本の小学校では、特別な準備をしなくても、家庭での学習が進んでいなくても、お勉強の最初の最初から教わることができるようになっています。それでも、ちょっと予習したい、ちょっと感触を確かめておきたい、ついていけなかったらどうしよう……という心配はあるかもしれません。

この記事では、入学前に「かきかたプリントメーカー」を使って小学校一年生の学習内容をちょっと先取りする方法をご紹介します。

運筆練習で鉛筆と友達になろう

字を書く前に、まずは鉛筆でしっかりした線が書けるようになることが大事です。

小学校1年では「ふつうの太さの2Bの鉛筆」を使うのが一般的です。今使っている筆記用具はどんなものでしょうか?幼児用の太くて短い鉛筆や、クレヨンやフェルトペンなどの鉛筆以外の筆記具を使っていた子は、入学準備用に新しく買った鉛筆がなかなか手になじまないかもしれません。 4Bや6Bなどのやわらかめの鉛筆も、2Bとは書き心地が少し違います。 筆記用具が手になじまなくて困ったら、鉛筆の感触に慣れるために「運筆練習」

で慣れてください。大人だって、新しく買った筆記用具や他人に借りた筆記用具では上手く字が書けないものです。まずは道具と仲良くなりましょう。

ひらがなを書こう

最初に習う文字がひらがなです。

ひらがなの中には、比較的簡単なものから、形が複雑だったり画数が多かったりする難しいものまであります。たとえば、あいうえお表のいちばん最初に登場する「あ」はちょっと複雑ですが、その次に登場する「い」はけっこう簡単。「ね」「ぬ」「る」「む」といった文字は、曲がり角や輪っかの組み合わさった複雑な線をジェットコースターのように一気に書く必要があります。

五十音順にこだわらずに、画数が少なく、形が単純なものから慣らしていくのがおすすめです。最初は書き順をつけてなぞり書きだけからスタートし、慣れてきたら「お手本つき」「一文字ずつ」「じっくり一文字」を使いながらお手本の真似をしてマス目を埋め、なぞり書きを卒業すると良いでしょう。 その際、とめ・はね・はらいなどの細かいディテールにはこだわらず、とりあえず形が合っていればOKです。 どうしてもうまく書けなかったら、「運筆練習」に戻って、さまざまな種類の線の書き分けを練習しましょう。

↑かんたん
い く こ し つ り へ
の う て と け も に ん ひ
え か き さ す せ そ た ち は や よ ら ろ る わ
れ ゆ ほ ふ お あ を ぬ ね ま み む め な
↓むずかしい

最初に書く言葉として「自分の名前」を選びたくなる方も多いでしょう。しかし、おなまえを構成する文字が簡単な子、ちょっとむずかしい字を含む子、字数が多い子少ない子、おなまえの書きやすさは人それぞれなので、無理をしないでください。

1文字ずつ集中して練習したい場合は、かきかたプリントメーカーの「お手本つき」「1文字ずつ」スタイルを、好きな文字でどんどん練習したい場合は「ベーシック」スタイルを使ってプリントを作るのがおすすめです。「絵日記スタイル」で、毎日の楽しい出来事を絵と文字の両方で書きためていくのも良いでしょう。

カタカナと数字

ひらがなをおぼえたら次はカタカナと数字。こちらも小学校で順次習うことになるので予習は本来不要です。カタカナや数字はひらがなと比べて形状が単純なものが多いです。ひらがなの練習で苦労したら先に気分転換のつもりでカタカナや数字にチャレンジするのもおすすめ。

漢字をちょっと書いてみよう

ひらがなやカタカナがすでに書ける子は、画数の少ない漢字にチャレンジするのもいいですね。小学校に入る前に漢字をおぼえておかなくても学校では困りません。簡単な漢字から一文字一文字、ゆっくりじっくり教わることになるはずです。

けれど、「漢字」という存在がちょっと気になっていませんか? ひらがなやカタカナに混じって存在しているけれど読めない、書けない、なんだかごちゃごちゃした線のかたまり。絵本の中にふりがな付きで登場することもあります。

入学前におぼえる必要は全くありませんが、学校の教科書にも登場します。「小学校に入ったら漢字を書くようになるんだよ」と聞いて気が遠くなってしまったら、画数の少ない漢字をいくつか書いてみると、「なんだ、漢字って練習すればけっこう書けるんだな」と楽な気持ちになれるでしょう。

身近な漢字を探し、真似して書いてみるのも良いでしょう。お金に書かれている漢数字や、お店で目にする「円」などをお店屋さんごっこに採り入れれば無理なく最初の一歩を踏み出せます。

ちなみに、小学校一年生で習う漢字はこちらの80文字です。

一二三四五六七八九十百千上下右左月火水木金土日大小中目手足口耳年円白赤青山川田林森村町人子女男王先生学校石犬竹虫貝花草夕天気雨空見立入出休正早力名本文字音糸玉車

(文部科学省が公開している学習指導要領の学年別漢字配当表より)

間違えておぼえてしまった文字、苦手な文字がある場合は

早くから学習が進んでいても、苦手な文字や、書き順を間違えておぼえてしまった文字はありませんか?文字はちゃんと書けても、拗音・促音・撥音などのルールがよくわからず「っ」や「ー」を間違えた場所に書いてしまったり、ひらがなとカタカナの使い分けが苦手だったりしませんか? そして、なかなか間違いを直す機会がなく、癖になってしまっていたら?

かきかたプリントメーカーの「1文字ずつ」スタイルや「じっくり一文字」スタイルで苦手な文字だけ練習することもできますが、「自分は文字が書けるんだ」という自信を強く持っている子は、なかなかやる気が起こらず、すねてしまったりケンカになってしまったりすることもあります。

そんなときは、好きなもの、たとえばお気に入りのテレビ番組の主題歌の歌詞やキャラクターの名前、ゲームの好きな子ならゲームの攻略メモ、鉄道好きな子なら電車や駅の名前をおぼえるという名目で、苦手な文字を含んだプリントを作ってみるのも手です。趣味の暗記モノに取り組みながら、「あれ、今まで書いていた文字は間違っていたかな?」と自分で気づいて直すことができます。

道具と仲良くなろう

鉛筆以外の道具も練習しておくと良いでしょう。

消しゴムを使うのは実はけっこう難しいものです。紙をしっかりおさえ、消したいところだけに触れるように絶妙な力加減でごしごしする……考えてみるとけっこう高度な技なのです。紙をおさえる力が弱かったり、消す力が強すぎたりすると、すぐに紙がしわになったり破れたりしてしまいます。軽い力で消せる消しゴムも市販されていますので、何種類か試してお子様にとって使いやすいものを見つけてみてください。

1年生になると自分のノートを持つようになります。あらかじめ内容の印刷されたドリルを解いたり、白い紙を一枚ずつ使ったりしていたお子さんにとって、自分で何を書いていい紙が大量に綴られているノートに向き合うのは新鮮な体験です。日頃のお絵かきにスケッチブックや「自由帳」を使うと、「最初のページから順番に自分で書き込んでいく」という行動の練習になります。

自分の道具を自分で管理し、大切に使う習慣も大切です。筆箱の中の鉛筆が丸まってしまったら自分で削ります。消しゴムや鉛筆が小さくなってきてそろそろ交換かな? と思ったら、自分で新しいものと交換したり、おうちの人に補充を頼んだししないといけません。普段の工作やお絵かきに使う自分の道具を一箇所にまとめて整理整頓する練習をしてみましょう。

ただし、買うタイミングには注意! たいていは入学の数ヶ月前に学校から入学準備のおしらせが届きますが、その中で「筆箱は無地の角型」「キャラクター物はNG」などと指定されることがあります。 指定された内容に合わないものをすでに用意していた場合は買い直しになってしまいます。

関連記事

記事一覧

「画面で練習」機能登場しました!「運筆練習」新登場!
広告